上海仕事編 (25)
このタイトルが妥当か分かりませんが、
昨日、部下から言われた「突然の退職宣言」は
何とか延長戦に持ち込みました。
辞める理由は、
「人間関係」です。
中国人も人間関係気にするんですねぇ、知らなかった・・・。(笑)
まあ、それはそうとして、
私が彼に話したことは、
「5ヶ月で辞めるのは自分のキャリアが傷つくよ」
「本当に辞めようと思ったのなら君は何でも出来るよ」
「新しい会社を見つけてから辞めなさい」
の3点です。
つまり、
「中国の労働法ルール、6ヶ月の試用期間の中で、
5ヶ月で辞めたとしたらきっと面接官は良い印象持たない。
自己都合というより会社に辞めさせられたと思うに決まってる。
君の今後のキャリアを考えるとあと1ヶ月、試用期間満了まで
会社にいて、自己都合で辞めたことをアピールする方が良いと思う」
「本当に辞めようと決心したなら、もっとこの会社を利用して
自分のスキルアップをすればいいんじゃないの?
自分ならそうする。教育受けたり、色んな人から教えを
乞えば良い。どうせ辞めるんだからプライドも関係ないでしょ?
もっと貪欲にこの1ヶ月は自分の将来のために会社から
吸収できるものは全て吸収すると考え、仕事をしたほうが良い」
「辞めてから会社を探して、もし見つからなかったら後悔するかもしれない。
リスクを最小限に抑えるためにも、先に会社を決めてから転職する
方が良いと思う。もしかしたらあなたのスキルはまだ市場価値が
ないかもしれない。まず、他会社の面接を受けて、自分の希望職、ポストが
あるか、それを見極めてから辞めればよい。」
と言う事です。
彼はしばらく考え、
1時間後・・・
試用期間が6ヶ月となる10月中旬まで残る事に
なりました。
この3つは、中国人だけでなく、日本人にも本当に大切な事と思う。
思い切る前に、まずはじっくり考えてみては?
突然、自分の部下が
「今月で辞めます」と。(苦笑)
来たよ、、、、
中国人恐るべし。
なんと! 3日前に退職宣言です。
実はこれで2回目。
ついこの間も、自分の上司(部長)が
2月に入社して約6ヶ月間働いてて、
7/26に突然、「今月で辞めます」と。
これも3日前です。(苦笑)
日本の常識は通用しませんよ!
彼が言うには、
「時間が勿体ない」
「9月までいても無駄」
ドライすぎる・・・
中国人はもう少し人情家と思っていましたが、
改めてドライと感じました。(笑)
まあ、この上海で彼は非上海人で、
それほど蓄えも無いわけで、自分の給与を高めていくための
転職は仕方ないだろうと思います。
むしろ快く送ってあげよう。
彼が辞めるのは残念ですが、全ての業務プロセスは
テンプレート化、標準化、ドキュメント化、
更にプロジェクトはうちの社員によるプロジェクトリーダー2人体制を
維持してますので、業務的な痛手は抑える事が出来ました。
中国で属人化の仕組みを作っちゃいけませんよ、ホントね。
業務の属人化、情報の属人化、経験の属人化、よほどの事が無い限り
やめましょう。
某日系企業にて、IT部門の取り纏めをしていますが、
最近、中国市場での日系IT業界の限界を感じてきました。
<その1> コア技術はアメリカ依存
ITのコア技術は、アメリカにガチガチに押さえられているので、
日系企業が製品で戦うのは非常にシンドイです。
例えばCPUは完全にインテルに押さえ込まれてますよね?
OSはMicrosoftだし、サーバハードはHP、IBMが強い。
彼らと製品の技術で戦うのはハッキリ言って無理です。
コスト競争は?というと、市場への投入数に差が開くと
もちろん勝てません。日系と欧米系、どちらが市場への投入数が
多いのか? もちろん欧米系ですよね。
それならばと日系企業は付加価値をつけて勝負しようとしますが、
残念ながら今の中国ではそこまで付加価値の高い要求は
ありません。
こちらのお客様は工場設立のために、
必要なIT設備を約3500万かけて導入しましたが、、
全て欧米企業製品です。(苦笑)
ファイルサーバはHP社。
他サーバ6台ももちろんHP社。(苦笑)
ネットワーク設備は、全てシスコ社です。
メールフィルタリングはIronPort。Webフィルタリングは
BlueCoat社なんです。(苦笑)
全てアメリカ系です。(苦笑)
食品は中国依存ですが、
ITは逆にアメリカ依存なんですよね。(笑)
<その2> ソリューション対応によるコスト増
製品勝負が出来ない日系企業は、組み合わせによるソリューション
で対応しようとしますが、こちらはものすごいコストがかかります。
日系企業にシステムを納める場合、システムの検収は日本側が実施
する事が多いので、日本並みの品質を求められてしまいます。
しかし、中国でのSI(ソリューション)作業費用は、日本の1/3しか
無いんですよ。
1/3の金額で、日本並みの要求品質を保つには
営業努力や、コストの安いベンダを使い、更にコスト削減のため、
我々システム部門の業務プロセスを効率化するしか方法は
ありませんが・・・
これでは利益率は抑えられてしまいます。
先ほどの日系企業に納めたシステムも、、、、
ほとんど儲けは無しです。(苦笑)
<その3> 日系企業は日系企業相手でしか戦えない
中国で日系企業の占める割合は全体の3%しかないんですよ。
その3%に、数十社の日系IT企業が必死に戦ってるんです。
こんな狭い市場で戦ってると、必ずと言って良いほど
大手ライバル企業とハチ合わせします。
経験上、ライバル企業が2社以上いる場合は
儲けがでません。
↑写真のお客様がそうでしたが、
提案内容でうちが有利になった場合、ライバルは必ずと言ってよいほど
捨て身の大値引きで勝負してくるんですよね。(苦笑)
まさに自爆テロです。(苦笑)
この捨て身の自爆テロにはかなり泣かされます。。。
いくら提案内容が良くても、ライバルが価格を下げると、
お客さんの関心ポイントは徐々に価格にシフトしていきます。
こうなると99%価格を下げざるを得なくなり、
利益は抑えられてしまうんです。
だからこの3%の市場で勝負するのは本当にしんどい。。。
で、我々日系企業が3%で勝負している中で、
欧米企業は、なんと!
残りの97%で戦ってるんですよ。(苦笑)
恐ろしい。
この市場では、鉢合わせの確率はそれほど多くないようです。
万一鉢合わせしても、欧米系は圧倒的市場投入数で、
コスト構造がしっかりしてますので、価格勝負に持ち込んでも
勝てるんでしょう。
悔しいね~。ホント。
だったら、
日系企業も97%にアプローチすれば良いじゃん。
残念ながら、日系企業は欧米企業ほどネームバリューがないんですよ。
また、中国の非日系企業が日系IT企業に相談を持ちかける理由が
見当たりません。 ぐはぁ。(苦笑)
これは、日系企業のワールドワイドでのブランド戦略から考え直さなきゃ
いけない問題だと思います。
ソニーやシャープがワールドワイドでのブランド戦略を展開していますが
彼らに追従して、IT企業も本格的にブランド戦略を考え直すべきだと
思います。
もしくは、手っ取り早く、ソニー、シャープと協業し、ソニー、シャープブランドで
ITを展開するという手もありますけどね。(苦笑)
以上の3点が、日系IT企業がゼロから考えていかなければ
ならない問題だと思います。
オリンピックまで1ヶ月を切りましたが、、、
この時期は予測も出来ないことがよく起こります。
例えば、データセンターの入室。
実は、今日、中国移動のデータセンターを
見学するために、金沙江路にやってきたのですが、、、
いきなり、
オリンピック期間中のため日本人は入れません。
ダメですと断られちゃいました。(苦笑)
1週間前にきちんと申請して、
申請書受理時にはOKだったんですが、
いざ入ろうとしたら門前払いです。
理由は
・オリンピック前だから
・国関係の施設に外国人を入れると国に怒られる
(中国移動は国家企業)
事前申請してて↑こんな理由で
断られちゃうんです。。。
勘弁してほしいですね・・・。
今日は仕事の話。
この前、中国のお客さんから
180万元(2700万円)の受注を取ったんですが、
そのサーバが、ブレードサーバなんですよ!
日本では一般的になってきましたが、
中国ではまだあまり普及していないんですよね。
これがブレードサーバ↓
近づくととこんな感じです。
1つ1つのサーバ(機械)がボックスに入ってるんですよ。
自由に抜き差しできるので面白い! (笑)
あ、でも、これ、
実は200キロもあるんです、、、、超重たいマシンです。。。



