2007年10月から上海で生活しています。 上海の生活、グルメ、旅行、不動産事情など、現地にしかない生の情報をお伝えします。

中国人の給与は日本人を超えるのか!?(上海の場合)

最近、日経ビジネスを中心に中国人の給与がそのうち日本を追い抜くのでは
ないかという記事を多く見ます。

確かに上海では、給与は年率7~10%の勢いで上昇しています。

日本から見ると、「中国経済の勢い、会社の業績が好調
それゆえに10%ずつ上昇していると見えるかもしれませんが、
全てがそうではありません。

実際には、会社の業績が悪くても上昇せざるを得ないケースが
あるのです。

例えば、私が所属していた大手SIerの場合は、
上海 労働局から「経済成長率にあわせて上昇させなさい」というお達しを
受けていました。大手企業ゆえに、労働局との密接に関係しており、
労働局からの指示を断ることはできませんでした。

また、もう1つの理由として、他の企業の給与が10%ずつ上昇した場合、
従業員の引き留めのため、上昇せざるを得ないんですよね。

中国人は日本人以上に給与を明確に要求してきます。
ただでさえ、日系企業は給与水準が低いので、他の会社にあわせて上昇
させないと従業員の引き留めが難しくなります。

私が所属していた会社 技術部門の2010年時点の給与水準は以下のような
でした。
 ・システムエンジニア          2,000元~12,000元/月
 ・プロジェクトリーダー(課長職)    12,000元~15,000元/月
 ・プロジェクトマネージャー(部長職)  15,000元~36,000元/月

細かくみると、各ポジションごとにグレードが存在するのですが
ここでは割愛しています。

この金額が年率7~10%で増えていくのですから、
5年も経てば、プロジェクトマネージャー相当で
7,000元~18,000元/月も増える事になります。

ただ、実際には5年も経てば役職が1つ2つ以上昇格していくため、
毎年7~10%の昇給とは違った理由で給与は増えていくとは
思いますけどね。


ただ、このまま増えていくと・・・
いつかは日本を超える時が来るというのは分かります。
36,000元/月の部長が5年後に54,000元/月になった場合、
日本円換算すると70万円/月近くになります。

日本の部長職とほぼ同等レベルではと思いますが、
実際には中国ではボーナスがそれほど多くありませんので、
(給与の1か月分というところが多い)
恐らく、5年では日本の部長職には到達しないと思います。


10年なら・・・
恐らく超えるでしょうね。

日本人の給与は今後減っていく事はあっても大幅に増えていく事は
少ないでしょう。
中国がこのまま経済成長率を維持できたこと前提に考えると、10年あれば、
日本人の給与を超えるでしょう。


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コメント(2)

mingyan :

こんにちは、人件費が騰がって来ましたね
日本経済の低迷により
日本企業は思うように利益を稼げていません

もちろん中国市場の魅力は健在ですが
製造工場を中国に置くメリットが薄くなってきた日本企業は
人件費の安価な他の諸国へと徐々に比重を移行する気配です。
5年、10年なら充分その変化圏内だと思います。

市場は拡大、製造業は縮小
日本を含めた外資系がコゾってこの方向に走れば
中国経済も影響を受けるかも知れませんね。

>mingyanさん

製造拠点は中国に無しですね。
東南アジアに向かっていますもんね。

ただ・・・
中国語という意味では東南アジアは華僑が多く存在し、中国語でコミュニケーションが取れる環境にあります。
製造業がなくなっても、自国のマーケット、他国への製造移転でこれまでとは違った形で再び注目されていきそうな感じですね。

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モンリー

上海生活4年目に突入。中国は10年近く携わってます。中国国内で行った主要都市は北京、天津、青島、上海、蘇州、杭州、無錫、南京、寧波、揚州、镇江、開封、温州、広州、深セン、恵州、香港